流量計の選び方
流量計を販売している企業は20社以上あり、その中でも流量計の種類は多く価格も様々な為に、どれを選ぶか素人判断では最適な選定は難しいでしょう。よっぽどまずい選び方をしない限りは、流量計としての用が足りる為に特に不便を感じないケースも多いと思われますが、最適な流量計を購入したいと思うのであれば基礎的な知識を身に付けておくことが肝心です。
流量計メーカーの営業マンに聞いたところで、当然薦める製品は自社製品の中で良いと思われるものになりますよね。その意味においては、購入した流量計が最適かどうかは運任せです。従って、価格を判断のメインに持ってきたとしても価格が安ければよいというものでもないし、逆に価格が高いから最適な商品とも限りません。本当に良い流量計を選ぶためには正しい選定基準を基に、判断の順序を適正に進めて行くことが大切です。
測定する流体の性質把握
流量計を選ぶために一番大事な事は、「測定する流体の性質把握」です。何を図るのか?(液体か気体か)、その流体の性質にはどのような特質があるのか?(密度・粘度・混入物等)、どれ位の流量を図るのか?といった事を把握することが最適な流量計を選ぶために大切な事です。
次に大事な事は、「測定目的の明確化」です。何の為に計測しその結果をどのように使うのか。測定対象と測定目的が確定すれば、これに適する流量計の形式がある程度絞り込まれてきます。
流量計選びのポイント
流量計選びのポイントを一つ上げると、流量計の一般的な使い方として体積流量の測定で監視や警報制御を行う場合ですが、表示される流量は瞬時流量であり、これに精度は余り必要ではありません。なぜなら瞬時流量は常に変動しており完全な制御はできないからです。
しかし、質量流量を測定する場合は高精度が要求されます。質量流量は体積流量から換算して求められる事が多いのですが、使用量に取引(費用請求等)が絡むことが多い為、精度の高さを必然的に求められるのです。
仕様チェックと価格
流量計の形式がある程度絞り込まれてきたら、製品の仕様をチェックしましょう。検討しているメーカーの製品仕様が、求める測定に応じられる満足度を備えているかどうかです。チェックポイントは、「出力信号」「電源」「設置場所」「保守作業」「関連機器の整合性」などになります。ここまで来て納得できる製品に出会えたなら、最後はやはり「価格」です。
但し、単純に流量計個体の価格のみではなく、ランニングコストを含めたTOC(Total Cost of Ownership)=流量計本体価格+関連機器価格+設置費+保守作業費、が出来るだけ最小に出来る事を確認しましょう。